トータル人事システムとは、企業の経営目的にかなうよう、人事の基本的な考え方を明確にし、採用から人事考課、賃金、昇格・昇進などの人事関連諸制度がその場その場で決定実行されるのではなく、相互の関係を重視しつつ、体系的に構築、運用を図り、総合的に最大効果 を発揮させるためのシステムをいいます。
社員の日々の業務活動を通じ、経営者のビジョンを達成するためのかけ橋としてのシステムであるともいえます。
人事制度は、企業の経営理念(人事理念)を踏まえ、これを実現するために「期待する人材」の育成を行うという考え方が根底にあり、経営組織が必要とする職務レベルを明確に設定した職務グレード制度と人事評価制度を絡めてコアシステムを形成し、処遇・育成・活用のサブシステムに有機的に連動させ、総合的な制度として運用することがトータル人事システムになります。
成長企業のトータル人事システムとは、社員規模が拡大するにつれ、欠かせない人事機能の土台となります。土台をシンプルにかつ、要素の連携を図りながら構築し、将来の展開を想定することは重要なことで、社員が中長期的に育成を実感し、企業の成長フェーズによって展開を変えていく人事の土台を築くことが大切になります。